インスリン変更ナビ

混合製剤2回注射からのステップダウン

ステップダウンのタイミング

  • ・HbA1cの目標値を達成。
  • ・治療歴が短く、内因性インスリン分泌が残存し、インスリン離脱を目指したい。
  • ・混合製剤2回注射で血糖コントロールが不良となったり、コントロールの割に低血糖が多い症例のステップアップのために、基礎インスリン量をまず決めたい。

このステップダウンの特徴

  • ・血糖コントロールが良好となりインスリンからの離脱を目指す場合には、一度、持効型に切り替えて経口薬を追加しておくことで離脱がスムーズになる場合がある。
  • ・混合製剤2回でコントロール不良となった場合のステップアップには、超速効型(またはミックス50)の追加があるが、その後のBasal bolusへのステップアップは困難を伴う。そこで、持効型にステップダウンして基礎インスリン量を決定し、そこから超速効型を1回ずつ追加していくほうが、ステップアップを行いやすい。
    この場合、患者さんに持効型1回にした後に、多くの場合ステップアップが必要になることをあらかじめよく説明しておくことが重要である。

投与量設定例

初回投与量 持効型製剤 直前の1日インスリン量の70%程度
投与量の調整 増量 朝食前空腹時 130mg/dL≦ 持効型を1~2単位増量
減量 朝食前空腹時 <70mg/dL 持効型を1~2単位減量