PRONTO-T2D試験(2型糖尿病)の試験概要

社内資料:2型糖尿病患者を対象にした国際共同第Ⅲ相試験(PRONTO-T2D試験)、承認時評価資料

試験概要

目的:2型糖尿病患者に基礎インスリン併用下でルムジェブまたはヒューマログを食事開始時投与したときの血糖コントロールに関して、ルムジェブのヒューマログに対する非劣性を検証する。

対象:頻回注射法(MDI)によるBasal-Bolus療法を実施中の18歳以上の2型糖尿病患者673例[ルムジェブ食事開始時群336例(うち日本人47例)、ヒューマログ食事開始時群337例(うち日本人46例)]

方法:対象をルムジェブ食事開始時群またはヒューマログ食事開始時群に無作為割付し、各薬剤を二重盲検下で1日3回食事開始時(食事開始の0~2分前)に26週間皮下投与した。無作為割付後の最初の12週間(インスリン量集中調整期間)において、目標血糖値を達成するために必要に応じて超速効型インスリンアナログ製剤量を食前もしくは就寝前の自己血糖測定値に基づいて調整した。

主要評価項目(主要目的):
基礎インスリン併用下でルムジェブまたはヒューマログを食事開始時に投与したときの投与26週時におけるHbA1cのベースラインからの変化量に関して、ルムジェブのヒューマログに対する非劣性を検証する。

副次評価項目(多重性を調整する副次目的):

  • 混合食負荷試験※時、ルムジェブを食事開始時に投与したときの投与26週時における食後1時間血糖値の上昇幅のコントロールに関して、ヒューマログ食事開始時投与に対する優越性を検証する。
  • 混合食負荷試験時、ルムジェブを食事開始時に投与したときの投与26週時における食後2時間血糖値の上昇幅のコントロールに関して、ヒューマログ食事開始時投与に対する優越性を検証する。
  • ,ルムジェブを食事開始時に投与したときの投与26週時におけるHbA1cのベースラインからの変化量に関して、ヒューマログ食事開始時投与に対する優越性を検証する。

※:混合食を摂取、その後の血糖値の推移を測定した

解析計画:
主要評価項目について、HbA1c変化量の最小二乗平均値の差(ルムジェブ食事開始時群-ヒューマログ食事開始時群)の95%CIの上限が+0.4%未満である場合に、ルムジェブ食事開始時投与のヒューマログ食事開始時投与に対する非劣性が示されるものとした。多重性比較のため、グラフィカル・アプローチを用いて、主要目的および多重性を調整した副次目的に対する治療効果を検定するための全体的な第Ⅰ種の過誤(両側有意水準5%)の制御を保証した。また、日本人集団を対象としたサブグループ解析の実施を事前に規定した。

5. 効能又は効果に関連する注意
2型糖尿病においては急を要する場合以外は、あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分行ったうえで適用を考慮すること。