トルリシティ アテオスは単独で優れた血糖低下効果を発揮~リラグルチドと比較した単独投与のエビデンス

初期から良好な血糖コントロールで長期予後を改善

こんにちは。先生方は早期から2型糖尿病の治療を開始し、良好な血糖コントロールを維持することで長期予後を改善すべく、日々努めておられると思います。早期から良好な血糖コントロールを維持するには、優れた血糖低下効果を有する薬剤を選ぶとともに、アドヒアランスQOLも考慮することがポイントになるのではないでしょうか。

小田原 雅人 先生

監修:東京医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授 小田原 雅人 先生

トルリシティ週1回の単独投与で優れた血糖低下効果

2015年9月16日に発売された新しいGLP-1受容体作動薬『トルリシティ アテオス』は、単独投与で優れた血糖低下効果を発揮するのはもちろん、週1回朝昼晩いつでも投与可能で、注入操作も簡単であるという特徴があります。今回は単独投与のエビデンスを中心にご紹介しましょう。

トルリシティ単独投与で約7割がHbA1c 7.0%未満を達成

食事・運動療法のみ、またはチアゾリジン以外の経口血糖降下薬単独療法で血糖コントロール不十分な患者さんにトルリシティを週1回単独投与に変更した試験では、投与26週後におけるトルリシティ群のHbA1c 7.0%未満の達成率が71.4%に達し、プラセボ群より有意に高い達成率となりました。

HbA1c目標達成率(7.0%未満、26週後)[副次評価項目]

長期にわたり持続する血糖低下効果

同試験で、26週後におけるHbA1c変化量はトルリシティ群-1.43%で、プラセボ群に対して有意な低下が認められました。さらに、リラグルチド群との差は-0.10%(95%信頼区間:-0.27, 0.07)であり、リラグルチドに対する非劣性も示されました。

HbA1c変化量(26週後)[主要評価項目]

また、52週後におけるHbA1c変化量は、トルリシティ群-1.39%で、リラグルチド群との差は-0.20%(95%信頼区間:-0.39,-0.01)となり、リラグルチド群に対して有意な低下が認められました。

HbA1c変化量(52週後)[副次評価項目]

国内臨床試験における低血糖の発現割合

このような血糖低下効果を維持し続ける上で、十分注意したいのが低血糖です。トルリシティの国内臨床試験における低血糖の発現割合は、トルリシティ単独投与群で2.9%でした。また、単独・併用投与にかかわらず、重症低血糖は認められませんでした。

トルリシティ単独投与群で約7割の患者さんがHbA1c 7.0%未満を達成しました。朝昼晩いつでも投与でき、週1回投与により効果が持続するため、患者さんの負担が少ないという利点もあります。有効性はもちろん、安全性やアドヒアランスにも配慮した治療選択肢としてご活用いただければと思います。

低血糖の発現割合

ペンの操作は、3つのステップ。

  1. キャップをはずす
  2. 底面を皮膚にあてて、
  3. 注入ボタンをおす。

トルリシティ専用ペン「アテオス」の注入操作

トルリシティの専用ペン「アテオス」は1回使い切りで、針の取り付け、薬剤の混和、空打ちが不要なため、簡単な操作で投与ができます。

以上、先生方の診療の一助となれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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