重症低血糖への備え ②用意するもの


グルカゴン(血糖値を上げるホルモン)のお薬

重症低血糖が起こり、意識が遠くなったり(意識障害)、けいれんが起こると、自分でブドウ糖をとることができないため、家族など身近な人にグルカゴンを投与してもらう必要があります1)。特に、低血糖に気づきにくい患者さんや、意識障害を起こしやすい患者さんはグルカゴンの要否について主治医に相談しましょう。

患者さんの意識がはっきりしており、口から糖分を摂取できる場合の対処については以下をご確認ください。

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自分でブトウ糖をとることができないイメージ

糖尿病患者用IDカード(緊急連絡用カード)

重症低血糖や交通事故などの緊急時に、糖尿病患者であることを周囲に示し、ただちに適切な処置を受けられるようにするためのカードです。名刺サイズのカードであるため、すぐに取り出せるよう首から下げたり胸ポケットに入れておくとよいでしょう。

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公益社団法人「日本糖尿病協会」

「日本糖尿病協会」が発行しているカード

緊急時カード表紙

重症低血糖の対処法と、話しておくべき人

重症低血糖は自分で対処することができないため、家族、友人、同僚、教師など身近な人の理解と協力を得る必要があります。グルカゴンのお薬を処方されている場合は、使用方法や保管場所について家族に伝えておきましょう※1。また必要な対処については主治医にも相談してみましょう。患者さんの意識がはっきりしており、口から糖分がとれる場合には、患者さんが糖分を摂取するサポートをしてあげて下さい。

※1:現状医師法により、グルカゴンの投与は看護者(家族など)に限られています。

参考資料

1. 日本糖尿病学会 編・著. 糖尿病治療の手びき2017 改訂第57版, 南江堂, 2017